なぜ、今、缶サワーを作るのか

なぜ、今、缶サワーを作るのか

缶という形は、とても日常的なものです。近所のコンビニやスーパーで手に取り、家に持ち帰り、冷やして飲むことができる。特別な準備をしなくても、日常の中に自然に入っていける。


コンビニやスーパーには、たくさんの缶チューハイが並んでいます。手軽に飲めて、価格もわかりやすく、その日の気分で選べる。すでに十分に成熟した市場の中で、KAN はなぜ、もう一つ新しい缶サワーを作るのか。

 

きっかけになったのは、「 缶サワーは、もっと違う存在になれるのではないか 」という問いでした。


クラフトビールやナチュラルワインには、味そのものだけでなく、土地やつくり手、素材、製法まで含めて楽しむ、という価値観がすでに広がっています。


何を使って、どこで、誰が、どんな考えでつくっているのかを知ることで、一杯の味わいは違って見えてくる。KAN は、そこに新しい選び方を持ち込みたいと思っています。


KAN は、素材から考えています。

どんな素材を使うのか。それがどこから来て、どんな風味を持っているのか。香りや甘さを分かりやすく足すのではなく、素材がもともと持っている味わいをどう引き出すかを考える。広島・湯来町、山あいの土地で長い時間をかけて育まれた水も、KAN の味をつくる大切な素材の一つです。


素材を選ぶことは、味を選ぶことだけではありません。その素材が育った場所や、つくる人の手間まで、一緒に飲んでもらうことだと思っています。


日常の中にある缶だからこそ、そこにどんなものを詰めるのか、どんな味わいを届けるのかを考える余地があります。手軽さを保ちながら、その中身には、素材やつくり方へのこだわりを持ち込む。


KAN は、特別な日にだけ飲まれるお酒をつくりたいわけではありません。日常の中にある一杯の時間を、少しだけ豊かにする。そのために、素材や製法だけでなく、つくる場所や背景まで含めて、一つの飲み物として届けたい。


「 缶だから手軽 」だけではなく、「缶だから選びたい」。そんな缶サワーを、私たちはつくっていきたいと思っています。

 


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